LinuxでOneDriveを使うためのメモ。Linux向けのOneDriveクライアントが有志の手によって作られているのでそれを使う。GUIはない、シンプルな同期クライアント。
github.com
準備
珍しく?D言語で作られているのでD言語のコンパイラを導入する必要がある。
dlang.org
上記サイトからDMDをダウンロードしインストールする。
Ubuntuの場合はdebファイルをダウンロードしgdebiなりdpkgコマンドなり使ってインストール。
そして必要な開発パッケージもインストールしておく。
$ sudo apt install libcurl4-openssl-dev libsqlite3-dev
ビルド&インストール
$ git clone https://github.com/skilion/onedrive $ cd onedrive $ make $ sudo make install
初期設定
ターミナルでonedriveを起動し初期設定を行う。
$ onedrive
次のURLを開けと表示されるのでそのURLをブラウザで開き、Microsoftアカウントでサインインを行う。権限の承認を行うと白い画面になるが異常ではない。ターミナルにはコールバックURLを入力しろと表示されているはずなので、白い画面のアドレス欄に表示されたURLをコピペしてEnterする。
しばらくすると同期が行われる。もしも保存先(同期する)フォルダを変えたい場合は(初期設定前に)~/.config/onedrive内にconfigを作り、sync_dirにパスを書く。
$ mkdir -p ~/.config/onedrive $ vi ~/.config/onedrive/config $ cat ~/.config/onedrive/config sync_dir = "/path/to/OneDrive"