昨日の記事の続き。Chuwi Vi8 PlusにLinux Mintを突っ込んでみて、その後気づいたところ・対処したところなどをメモしておく。
Wi-Fi接続エラーは相性問題だった
インターフェイスは認識するがWi-Fiが接続できない問題はBroadcomチップとAPとの相性問題らしく、Windows 10のモバイルホットスポット機能で立てたAP(Intel製カード)には接続できた。
APがWPA2/WPA3 mixedなのでWPA2のみにしたりするなど、細かい設定を変えれば接続できるのかもしれないが……。
ちなみにBluetoothも接続を確認したが不安定気味。記事画像のスクショはBluetoothで転送したが一度失敗している。
タッチスクリーンはFW導入で動作(カーネル内にドライバが組み込まれていた)
- dmesgを見た限り、カーネル内にタッチスクリーン(Chipone)用のドライバが組み込まれていたが、ファームウェアファイルが無いために機能していなかった。
- そのため、ここからファームウェアファイルをダウンロード、
icn8505-HAMP0002.fw
にリネームし/lib/firmware/chipone
内に入れる。- おそらく
/lib/firmware/chipone
ディレクトリ自体がないと思うのでsudo mkdir -p /lib/firmware/chipone
をしておくべし。
- おそらく
- その後再起動するとタッチスクリーンが正常動作するようになる。
- もしもタッチ位置がずれる場合はターミナルから
xinput_calibrator
を実行し、画面の指示に従ってタッチしたあと吐き出された設定を/usr/share/X11/xorg.conf.d/99-calibration.conf
に入れる。 - なお、GitHubからDLしてビルドしたドライバ(JohnMH/chipone_ts)はタッチ位置がおかしくなる(キャリブレーションしてもダメだった)&先述のようにカーネルにドライバが組み込まれていたので削除。
- そのため、ここからファームウェアファイルをダウンロード、
解像度変更・回転で動作がおかしくなる
画面をディスプレイ設定で回転させたり解像度を変更する(特に横画面にする)と黒画面のままフリーズすることがある。ログを追えば原因がわかるかもしれないが。
また回転させて画面が正常に表示されたとしてもタッチスクリーンのタッチ位置がおかしくなる。