以下省略!

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USB-FDDでも物理フォーマットできるツール見つけた

f:id:abyssluke:20161110055105p:plain:w200:left先日ジャンク扱いのUSB-FDDを購入した記事を書いたが、何気に検索していたらUSB-FDDでも物理フォーマット(ローレベルフォーマット)できるツール ufiformatを発見したので紹介。
通常はFDの物理フォーマットにfdformatを使うのだが、USB-FDDでは使えない(mkfsやmformatなどによる論理フォーマットしかできない)。そこで今回紹介するufiformatというツールを使う。

ビルド&インストール

ビルドにはe2fslibs-devが必要なのでインストールしておく。

$ wget http://www.geocities.jp/tedi_world/ufiformat-0.9.9.tar.gz
$ tar xzvf ufiformat-0.9.9.tar.gz
$ cd ufiformat-0.9.9
$ sudo apt-get install e2fslibs-dev
$ ./configure
$ make
$ sudo make install

使用方法

物理フォーマットしたいFDDのデバイスを指定するだけ。-Vオプションも指定するとフォーマット後読み込みできるか確認する。物理フォーマット後は論理フォーマットをお忘れなく。なおデバイスに直接アクセスする関係上root権限が必要(以下同様)。

$ sudo ufiformat -V /dev/sdb
$ sudo mkfs.vfat -I /dev/sdb

1.44MBではなく1.2MBでフォーマットしたいなどの時は-fオプションでサイズを指定する(利用できるサイズは後述の-iオプションで確認できる)。

$ sudo ufiformat -f 1200 /dev/sdb

FDDバイスが不明な時は-iオプションだけ指定して起動するとUSB-FDDの一覧が表示される。デバイス名も指定した場合はFDの情報が表示される。

$ sudo ufiformat -i
disk         generic     
/dev/sdb     /dev/sg2 
$ sudo ufiformat -i /dev/sdb
vendor:  MITSUMI
product: USB FDD     066M
write protect: off
media type: 2HD
status      block size   kb
formatted    2880  512 1440
formattable  2400  512 1200
formattable  1232 1024 1232