先日ジャンク扱いのUSB-FDDを購入した記事を書いたが、何気に検索していたらUSB-FDDでも物理フォーマット(ローレベルフォーマット)できるツール ufiformatを発見したので紹介。
通常はFDの物理フォーマットにfdformatを使うのだが、USB-FDDでは使えない(mkfsやmformatなどによる論理フォーマットしかできない)。そこで今回紹介するufiformatというツールを使う。
ビルド&インストール
ビルドにはe2fslibs-devが必要なのでインストールしておく。
$ wget http://www.geocities.jp/tedi_world/ufiformat-0.9.9.tar.gz $ tar xzvf ufiformat-0.9.9.tar.gz $ cd ufiformat-0.9.9 $ sudo apt-get install e2fslibs-dev $ ./configure $ make $ sudo make install
使用方法
物理フォーマットしたいFDDのデバイスを指定するだけ。-Vオプションも指定するとフォーマット後読み込みできるか確認する。物理フォーマット後は論理フォーマットをお忘れなく。なおデバイスに直接アクセスする関係上root権限が必要(以下同様)。
$ sudo ufiformat -V /dev/sdb $ sudo mkfs.vfat -I /dev/sdb
1.44MBではなく1.2MBでフォーマットしたいなどの時は-fオプションでサイズを指定する(利用できるサイズは後述の-iオプションで確認できる)。
$ sudo ufiformat -f 1200 /dev/sdb
FDDデバイスが不明な時は-iオプションだけ指定して起動するとUSB-FDDの一覧が表示される。デバイス名も指定した場合はFDの情報が表示される。
$ sudo ufiformat -i disk generic /dev/sdb /dev/sg2 $ sudo ufiformat -i /dev/sdb vendor: MITSUMI product: USB FDD 066M write protect: off media type: 2HD status block size kb formatted 2880 512 1440 formattable 2400 512 1200 formattable 1232 1024 1232